腰痛

下肢全体にしびれを感じたら放置しない事!厄介な事になりますよ

腰痛によるしびれは、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛になると、下肢にしびれが感じられるようになります。椎間板ヘルニアになると、飛び出してしまった繊維輪軟骨中の髄核が末梢神経を傷付け、しびれを感じるようになります。

坐骨神経とは、身体の中で最も太くかつ長い神経で、太い箇所では親指程の太さがあります。坐骨神経痛になると大腿部、腰部、膝、踝など、下肢全体でしびれが感じられるようになります。

また、脊柱管狭窄症も、下肢全体にしびれを感じる疾病です。脊柱管狭窄症は加齢とともに、発症率が高まります。脊柱管の中には脳から足にかけて神経が走っています。加齢により脊柱などが変形し、神経を圧迫する事で、脊柱管狭窄症は発症します。

脊柱管狭窄症になると、少しの歩行でもしびれを感じ、100mの歩行も困難となる程にまで重症化します。整形外科で問診を受け、レントゲンやMRIにより、脊柱管の症状がどの様になっているのかを検査して、治療法を決定します。

症状の重さによりますが、すぐに手術を行うわけではありません。まず、身体の基本的動作能力の回復を図るために、治療体操などを中心に、電気療法やマッサージなどの物理的手段による理学療法や、運動療法を行います。これを保存療法と称します。

保存療法を継続しても症状の改善が見られない場合、手術の必要が生じる事もあります。しかし、手術により、却って神経を傷付ける惧れもあります。手術の実施には、主治医の慎重な判断が求められます。決して、手術により必ず治癒するわけではありません。

‘最近、腰が痛くて‘鈍痛?耳を澄ませば忍び寄る病気の足音が!

腰痛に関連する病気としては、罹患率の多さで、まず椎間板ヘルニアが挙げられるでしょう。椎間板ヘルニアとは、脊椎を構成する繊維輪軟骨が、何らかの強い圧力で破れ、繊維輪軟骨中の髄核が飛び出してしまい、脊椎に沿って走る末梢神経を傷付ける病気です。治療には外科的療法が必要となります。

脊柱管狭窄症は、脊柱内を通る神経のトンネルである脊柱管が狭くなり、圧迫される事で発症します。足、腰の痺れを伴い、歩行に支障をきたす事もあります。重症化すると、排尿困難を引き起こす事もあります。

内臓疾患による腰痛には、腎臓結石や尿路結石が挙げられます。結石が腎臓内に留まっている状態では痛みは感じませんが、結石が尿路に流れ出し、尿管を傷付けると疼く様な痛みから始まり、ひどくなると七転八倒の激痛に襲われます。治療法としては、結石がそれ程大きくない場合は、投薬療法で結石を溶かす治療方法で治癒しますが、結石が大きくなってしまっている場合は、外科的療法を行わなければなりません。

恐ろしいのは腹部大動脈瘤です。動脈硬化により、腹部の大動脈に瘤が生じ、最初は鈍い痛みを腰回りに感じますが、大動脈瘤が破裂し出血すると、激しい痛みを伴い、血圧降下を生じ、場合によっては命の危機に晒される事になります。即刻、手術する必要があります。

また、膵炎も、腰痛を引き起こす恐ろしい病気です。膵炎には急性膵炎と慢性膵炎とがあります。急性膵炎の場合、激しい痛みが腹部と腰を襲います。慢性膵炎の場合は鈍い痛みが生じます。慢性膵炎は、膵臓がんなどへ進行する事で、非常に厄介な症状です。膵臓がんは発見が遅れる事が多く、その致死率は高く、腰痛がシグナルとなっている場合は、即刻、手術の必要が生じ、それも一刻を争う状態になります。

この様に、腰痛の影に潜む病気には、症状は辛いが命に別条のない疾病から、処置が後手後手に回ると、命に関わる疾病まで、実に多様な疾病が挙げられます。単なる腰痛としては済まされない状態も有り得るのです。

‘ぎくっ!‘ぎっくり腰は音もなく忍び寄り突然門戸を叩くのです

筋膜性腰痛症、所謂ぎっくり腰は、突然発症する様に思えますが、実は、長年の筋肉疲労の結果生じる症状なのです。腰回りの筋肉に負荷をかける姿勢を長期間続けている、運動不足、その様な要因が重なり、重い荷物などを不適切な姿勢で持ち上げた時、筋肉疲労の限界を超えてしまい、激しい痛みを伴い発症するのです。

ぎっくり腰は、重い荷物を持ち上げる時のみに発症する訳ではありません。くしゃみをした時、咳き込んだ時、中腰になり掃除機をかけている時など、ちょっとしたきっかけでも発症してしまいます。いずれも、筋肉疲労が限界に達している場合なのです。

特に、肥満の人は、重い体重を支えなければならないので、腰への負荷が肥満でない人よりも大きく、ぎっくり腰を発症しやすいとされています。ストレスが続き、急激に肥満になってしまった人は、突然の体重増加に腰が耐えられなくなり、ぎっくり腰を発症しやすくなります。

タクシー運転手にとり、ぎっくり腰は、職業病と言われています。長時間低めのシートに座る事を余儀なくされるタクシー運転手は、立ち上がった瞬間に、ぎっくり腰を発症してしまう事が多いとされています。同様に、柔らかいソファーに長時間、長期間座る習慣のある人も、ぎっくり腰の発症率が高いようです。

ぎっくり腰にならないためには、就寝時、柔らか過ぎる寝具の使用は避けましょう。低反発の寝具より、適度に固い高反発の寝具で就寝した方が、腰回りの筋肉疲労を軽減する事が出来ます。既にぎっくり腰になってしまった人も勿論、高反発の寝具を使用した方が、楽に就寝出来ます。

また、喫煙者は血行が悪くなり、ぎっくり腰になりやすいと言われています。ストレスも、ぎっくり腰の要因の1つだとされています。ストレスの多い現代社会、適度な運動を継続させるなどの方策で、ストレス解消を図る事で、ぎっくり腰の発症を回避出来ると言えます。

骨盤は上半身と下半身をつなぐ要!歪んでしまった時は矯正体操を

骨盤は上半身と下半身をつなぐ役割を果たしています。骨盤は4つの骨から構成されており、骨盤が歪むと上半身の骨格も歪み、腰痛の発症につながります。軽度の歪みですと、整体治療で矯正する事も可能です。

また、2足歩行の動物である人間は、歩き方に注意する事で、骨盤の歪みを回避する事が出来ます。左右の足に均等に体重をかけて歩いているか、確認しましょう。左右どちらかの足に偏って体重がかかっている場合、骨盤の歪みにつながる危険性を孕んでいますので、注意が必要です。

骨盤が歪んでしまった場合、骨盤矯正の体操を実践する事でも矯正が可能です。まず、仰向けに寝ます。片方の膝を抱えて、股関節を中心に円を描く様に回転させます。左右の膝で、それぞれ10回程度、この運動を繰り返します。

次に、背筋を伸ばして、膝を揃えて両膝を閉じるように力を入れて座ります。手は膝の内側に入れて膝を広げるように力を入れます。この状態で数秒間足に力を入れ、脱力します。この運動を数回繰り返します。

さらに、背筋をしっかりと伸ばして、足先と膝を外に向け、屈伸と爪先立ち、即ちスクワット運動を行います。爪先立ちで骨盤が開く事により太腿が内側を向きます。この時、猫背にならないように注意しましょう。10~20回、このスクワット運動を繰り返します。以上の様な、骨盤矯正体操は骨盤の歪み矯正にかなり有効ですので、少しの時間で構いません。実践し継続してみましょう。

体がぐんにゃり?骨格の矯正で腰痛改善、場合により整体による治療も

腰痛の治療には、整体による治療方法も考えられます。整体で期待出来る効果は、身体の各所の歪みにより休眠してしまった身体の自然治癒力を覚醒させる事にあると言えましょう。

整体の治療法は脊椎、肩甲骨、骨盤などの骨格、関節の歪みを矯正する事で、症状の改善を行います。脊椎や骨盤が歪む事で、内臓機能も低下しますので、整体で身体面の歪みを矯正する事で、内臓機能を回復させる事も可能となります。

整体のメリットしては、腰痛や肩こりなどの治癒のみに限らず、身体の歪みを矯正する事により、身体に本来備わっている自然治癒力が活発化する事が挙げられます。内臓も正しい位置に収まり、血行が改善されるので、新陳代謝を高める事が出来ます。

整体のデメリットとしては、椎間板ヘルニアなどの治療には適さない点が挙げられます。腰痛持ちの人の多くが罹患する椎間板ヘルニアは、外科的治療が必要ですので、整体では治療する事が出来ません。また、整体の治療は、健康保険の適用対象外ですので、治療費は全額実費負担となります。

概して言うと、全身の骨格の要所要所に歪みが生じている場合は、整体治療でその歪みを矯正して、骨格を正しい状態に保つ事で腰痛などの諸症状の緩和につなげる事が出来ます。ケースバイケースで、整体治療を利用してみる事も、腰痛改善の1つの手段と言えましょう。

‘その姿勢ダメ!‘腰痛持ちにならないための正しい姿勢のポイント

腰痛を悪化させる姿勢は、中腰の姿勢を長時間続ける事だとされています。しかし、職業柄、荷物の集配に携わる人、航空機などの機内清掃に当たる人など、長時間の中腰の作業を余儀なくされている人も多く、職業病となっている事も多いとされています。

立ち姿勢で、腰痛にならないようにするには、真横から見た場合、耳から肩、股関節、膝、くるぶしを結んだ線が直線で描かれている状態の姿勢が、腰痛になるリスクの少ない姿勢とされています。

立ち姿勢で注意すべきポイントは顎を引き過ぎていないか、猫背になっていないか、体全体が反り過ぎていないか、がにまたになっていないか、片方の足に重心がかかっていないかなどの点です。これらの点が見られると、腰痛持ちになる惧れがあります。

元々、腰痛を発しやすい姿勢である座った姿勢で注意すべき点は、臀部が椅子の背もたれに密着するように深く腰掛ける、軽く顎を引き、背筋を伸ばし腹部を引き締める、
膝が臀部よりわずかに高くなっているかの諸点です。椅子が高過ぎる場合は、足載せ台を使うかなどの工夫が必要です。胡坐、足を投げ出した状態で座る、所謂「体育座り」は、腰回りに負荷をかけますので避けましょう。

座った姿勢で注意すべきポイントは極端に高いか低い椅子を使用していないか、足を前に投げ出していないか、椅子が極端に柔らか過ぎないか、20~30分に1度は、立ってストレッチなどの運動を取り入れているかの諸点です。

重い荷物を持ち上げる時は、絶対に中腰になってはいけません。深くしゃがみこみ、荷物の下部をしっかりと両手でつかみ、腰から先に立ち上げる要領で、荷物の重量を両脚に逃がす形で持ち上げるようにしましょう。

待った!急性腰痛と慢性腰痛では使う湿布が異なりますよ!十分注意を

腰痛に使用する湿布には冷湿布と温湿布の2種類があります。腰痛の症状緩和にどちらを使用したら良いのでしょう。基本的には、急性腰痛症には冷湿布を、慢性腰痛症には温湿布を使用します。どちらの湿布にも消炎鎮痛剤が使われています。注意しなければならないのは、喘息の持病がある人が使用した場合、発作を誘発する事もありますので、医師の指示に従って使用しましょう。

急性腰痛症には冷湿布が使われるます。急性腰痛症とは主として筋膜性腰痛症、所謂ぎっくり腰の場合や、捻挫した場合です。冷湿布にはメンソールなどが使われており、患部を冷却し、消炎鎮痛剤で炎症を防ぎます。手元に冷湿布がない場合は、氷を入れたタオルやアイスノンでも代用出来ます。入浴は控えましょう。炎症が悪化してしまいます。

慢性腰痛症には温湿布を用います。唐辛子の辛みの主成分であるカプサイシンが、有効成分として含まれています。患部を温めて、血行を良くし、症状を緩和します。温湿布を用いる場合でも、カプサイシンが刺激をもたらしますので、入浴は控えましょう。慢性腰痛症だからと言って、単に温めれば症状が改善するわけではありません。

以上の様に、急性腰痛症と慢性腰痛症とで、使用する湿布が異なる事は、余り知られていません。どちらかと言うと、腰痛の場合、痛みに耐えかねて冷やしてしまう傾向にあります。しかし、適切に湿布を使用しないと逆効果となってしまいます。十分に注意しましょう。

‘腰から下が痺れて辛い‘、あっ!その症状、ヘルニアかも・・・

腰痛持ちの人が患うヘルニアでは、圧倒的に椎間板ヘルニアが多いでしょう。椎間板ヘルニアとは、脊椎を構成する繊維輪軟骨が、何らかの強い圧力で破れ、繊維輪軟骨中の髄核が飛び出してしまった状態を言います。

飛び出してしまった髄核は、脊椎に沿って走る末梢神経を傷つけます。強い痺れ、痛みは、飛び出した椎間板の髄核が、末梢神経を束ねた脊髄を圧迫し傷つける事で発症します。この椎間板ヘルニアの症状が出ると、痺れを生じる大腿部、臀部などの足の部分に問題があるのではと考えてしまいがちです。しかし、足に異常は全くないのです。犯人は脊椎中に存在するのです。

大腿部、臀部に痺れを感じた際、腰の上げ下げに痺れが連動しているかを確認してみる必要があります。強い痺れで、とても腰の上げ下げが出来ないという場合、まず椎間板ヘルニアを発症したと判断して間違いない筈です。

最もポピュラーな確認方法は仰向けになり足を揃え、左右どちらかの足をゆっくり90度まで上げてみます。痺れが強すぎて上げられない人は、椎間板ヘルニアを発症した可能性が高いと言えます。

椎間板ヘルニアを発症してしまった場合、飛び出してしまい、脊椎の末梢神経を傷つけている髄核を元の位置に戻し、金属製の支柱で脊椎を真っ直ぐに保つ外科療法が必要になって来ます。放置して置くと、末梢神経をさらに傷つけ、症状は悪化の一途を辿ります。一早く、整形外科を受診するようにしましょう。

‘運動?忙しくて‘と言わず、1日の内で捻出した少しの時間を活用!

腰痛持ちの人は、適度な運動の実践を心がけるべきでしょう。特に、長時間のデスクワークに就いている人は、30分に1度は起立して、両腕と両脚の筋肉をストレッチする事で、腰への負荷を軽減する事が出来ます。

休日などには、少し大目に運動に時間を割くとより良いでしょう。運動は腹筋と背筋を鍛える事を中心に据えて行いましょう。腰痛の度合がかなり悪く、痛みを伴う人は、全身の筋肉をストレッチする運動に、腰回りの筋肉を強化する運動を組み合わせると、より効果的な運動を行えます。

また、ウォーキングなど、身体のほぼ全ての機能を駆使する運動は、筋肉が強化されると同時に、心肺機能が高まり、全身の血流が良くなります。従って、腰痛改善のみならず基礎体力を強化する事にもつなげる事が出来ます。

ウォーキングは胸を張り、まっすぐ前を見て軽く肘を曲げて腕を大きく振り、ストライド(歩幅)を大きくとりましょう。約20分ほど、少し汗ばむ位まで続けるのが目安です。腹筋と背筋は椅子にすわり、体を前後にゆっくりと倒して数秒間その姿勢を維持、その後元の姿勢に戻すと言った動作を、繰り返し10回位行う事で鍛える事が出来ます。

勿論、時間的にも金銭面でも余裕のある人は、仕事帰りや休日にジムに通いトレーニングしても良いでしょう。とは言え、定期的にジムなどに通う事は、時間的にも経済面からも、中々難しいものです。しかし、心配は要りません。仕事の合間の5~10分間をストレッチに充てる、週末、30分程度ウォーキングすると言った、少しでも捻出した時間で運動を繰り返し、継続する事で、腰痛の悪化を防ぐ事が出来るのです。

一生の内の3分の1は床の中、腰痛持ちの貴方に合うマットレスはどれ?

腰痛持ちの人は、高反発のマットレスを使用する事をお勧めします。マットレスは、大まかには高反発の製品と低反発の製品の、二通りに分類されます。低反発のマットレスは柔らかく、体が沈み込む様な感触で体にフィットして楽に休める様に思えます。しかし、背骨がS字型に曲がってしまい、腰回りの筋肉に負担をかけてしまいます。

その点、柔らか過ぎず固過ぎない高反発のマットレスは、腰回りの筋肉に負荷をかけませんので、腰痛持ちの人に向いていると言えます。使い始めは、少し固さが気になるかもしれませんが、その固さこそ、腰痛の悪化を予防してくれる要因なのです。

人気の高い高反発マットレスを紹介しておきましょう。マニフレックス「モデル246」(価格34,650円、シングルタイプ)は、かなり固いマットレスで、使用し始めの頃はその固さが気になるかもしれません。しかし、腰への負担の低さ、寝心地で高い評価を得ているマットレスです。固さで体重を分散する事により、睡眠時の腰への負荷を軽減するのです。

「エアウィーブ」(価格66,150円、シングルタイプ)も、人気の高いマットレスです。固さ、寝心地ともに申し分なく、やはり、就寝中に腰回りへ体重が集中する事を防ぎ、腰痛の悪化防止に効果の高いマットレスと言えます。

この様に、腰痛持ちの人は、一見ふかふかで寝心地の良さそうな低反発のマットレスよりは、就寝中に腰回りに体重が集中する事のない高反発のマットレスを使用した方が、長期的に見て、腰回りへの負荷が軽減されますので、高反発のマットレスを選択した方が良いでしょう。

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