腰痛

咳嗽って何?腰痛時の咳嗽の症状とそれに対する処置について

咳嗽という言葉は、知っている人は非常に少ないのではないかと思います。そもそもどう読むのかすら分からないという人も多いでしょう。咳嗽は「がいそう」と読みます。意味は咳のことです。これは、咳嗽という字からピンときた人もいるのではないでしょうか。

さて、この咳嗽ですが、今回テーマにするのは、腰痛症になっている時の咳嗽の症状と対処法についてです。咳でいいのに、なぜわざわざ咳嗽などと難しい呼び方で呼ぶのでしょうか。それには訳があります。私たちは、病気等でなくても咳は自然にすることがあります。また、食べ物や飲み物をのどに詰まらせた時、咳をします。咳嗽とは医学的には、何かの病気の際の症状に一つとして呼ばれる正式名称です。そのため、前述したような場合では咳嗽とは呼ばないことがあるのです。

腰痛症の場合、咳をすることで、腰に鋭い痛みが走ることが多くあります。これは、咳をした際に腹圧が急に上昇し、椎間板を脊椎側へ押しやってしまい、神経に強い刺激を与えてしまうからです。また、咳をした際の前屈で腰椎や椎間板そのものに圧力をかけることで、痛みの原因になることもあります。一般的に咳をして、痛いというのは前者の場合が多いです。

このような、咳に対しての腰の痛みをどうするかといった問いに対して必ず考えられるのは、コルセットを使うという考えと、自分で意識的にする対処法の二つです。コルセットは、普段からの腹圧を高めることが主な効果です。そのため、咳などで一時的に腹圧が高くなるような行為に対して、もともと高い状態を維持しているので、痛みが起きにくいというメリットがあります。一方、意識的にできる対策というのは、簡単な話、咳をするときに前傾姿勢を取らないように、背筋を伸ばした状態で咳をすればいいのではないかということです。しかし、どちらの場合であっても欠点は存在します。

まず、コルセットの方ですが、常に腹圧を高めるコルセットは常用が難しいです。24時間つけっぱなしにするのは、治療の側面から勧められないことが多く、腹圧の調整が自分でできなくなる可能性もあり、腰痛が慢性化するリスクがあります。一方、自分で前傾姿勢を取らないようにするという方法にも限界はあります。例えば、寝ている時、私たちは咳をするとき、無意識に前傾姿勢をとってしまいます。また、咳ならまだいいですが、くしゃみなどは、ふとしたきっかけで起こるため予測が難しく(咳もそうですが)、腰への負担が特に大きいので、すべてを回避することは不可能に近いのです。

そのため、治療法をとるときはある程度痛むのを覚悟の上で、前傾姿勢を取らないように体に習慣をつけさせるのが一番です。最初のうちは意識的に前傾姿勢をとってしまい痛みますが、何度も繰り返せば、人は痛みを受けないような姿勢を学習していきます。そうして、前傾姿勢を取らないような姿勢を習慣化すれば、不意にくしゃみが出てしまっても、無意識のうちに、痛くない姿勢を取れるようになります。それまでは、寝ているときはコルセット、起きている時は、意識的に、腰への負担を減らす工夫をするべきです。

ヘルニアじゃない?腰椎椎間板症の症状の特徴と治療法

腰椎椎間板症と腰椎椎間板ヘルニアは名前こそ似ていますが、正確には違う病気です。今回は、腰椎椎間板症について、特徴的な症状を開設していきたいと思います。

腰椎椎間板症は、その名のとおり、椎間板そのものに問題があるために発症します。急性腰痛症などは、筋肉に普段かからないような負荷が急激にかかるために起こる一時的な腰痛ですが、椎間板症はそうではありません。変形性脊椎症と広義で言われているのが腰椎椎間板症です。これは、加齢や長期間に及ぶ悪姿勢の結果、椎間板が不安定になり、その結果、脊椎神経に負荷をかけ、痛みの原因になっていくのです。

腰椎椎間板症の症状として特徴的なのは、前屈時に強い痛みが出ることが多いことです。通常の急性腰痛に比べて、腰椎の脊椎への負担のかかり方が大きく、腰部周囲の関節部にも痛みが現れることがあります。慢性化することもあり、その場合は、場合によっては手術をすることを勧められるケースも有ります。

腰椎椎間板症の特徴としてもうひとつ挙げられるのは、レントゲン写真では、症状がわからないということです。そのため、腰が痛いからといってレントゲンを撮りに整形外科に行っても、原因を特定することができないのです。前屈時に強い痛みがあり、それ以外の時は痛みがほとんどないといった場合、腰椎椎間板症の可能性があります。その場合はレントゲンではなく、MRIという体の断面図をとることができる装置で調べることが必要になります。MRIは限られた大きな病院にしかないことが多いので、わざわざそこまで行くのは面倒かもしれませんが、必ず行くようにしてください。

腰椎椎間板症は根本的に治療法が変わってきます。腰椎椎間板症の治療法は、腰椎に刺激を与えることを極力避けるような、いわゆる保存療法という治療法になります。マッサージをしたり、腰を動かす行為は、この病気にとっては逆効果にしかなりません。そのため、腰痛の原因がはっきりするまでは、いたずらに民間療法に頼ることは避けるべきなのです。

感冒って何のこと?用語の説明と腰痛症との関係について

感冒と聞くと、聞きなれないような単語に聞こえるような気がします。感冒とは、風邪のことです。一般に風邪とは、発熱を伴う体の不調のことをまとめてそう言いますが、感冒は、もう少し範囲を絞った医学用語です。感冒の定義は、上気道へのウイルス感染が原因で発症する感染症のこと指します。

感冒の具体的な症状は、私たちが普段使っている風邪の症状とほぼ同じです。喉の痛み、発熱、鼻水、咳などの複合症状です。ちなみに、風邪薬は感冒の特定症状に対してのみ効果がある薬の呼び方です。例えば、解熱剤や咳止めといったものは風邪薬に分類されます。一方、総合感冒薬は、そういった風邪の症状全てに対して効果をもった薬のことです。ただし、効果は、医者などに処方してもらった特定症状を緩和する風邪薬の方が強いです。

さて、感冒と腰痛の関係性についてですが、感冒の症状の1つに関節部の痛みが挙げられます。この場合、感冒が治れば、それに伴って腰痛も治るのが一般的ですが、中には、例外的なケースが存在します。その場合は、病院に行って診察をしてもらう必要が出てきます。

まず、感冒の症状に高熱が含まれていて、熱が引いたあとも腰痛が治らない場合。この場合、感染症にかかっている危険性があるので必ず医師に相談するようにしてください。

次に、症状が悪化した場合です。具体的には、風邪は治ったのに、腰痛だけが残っており、それも日を追うごとに痛みが強くなってくるといったケースです。この場合、腰痛の原因は風邪ではないことが多いです。たまたま、風邪と腰痛の発症時期が重なっただけで、腰痛の方は全く治っていないという場合がほとんどなので、このケースでも、すぐに医師に診てもらうことを勧めます。

通常、感冒と腰痛の関係は感冒の症状に付随する形で腰痛の症状があらわれます。このような場合は、さほど気にすることはありません。感冒の症状に一つだと思っていればいいのです。問題になるのは、風邪が治っても腰痛がよくならない場合です。こういったケースは、原因がほかにあることが多く、素人が判断することができないことが多いです。面倒くさがらずに、しっかりと医師に診断を仰ぐのが賢明だと言えるでしょう。

どれを買えばいいか分からない?腰痛解消のグッズの適切な選び方

腰痛になった時、日常生活の中において、いかに苦痛を和らげることが出来るかどうかで、治療に対するモチベーションが変わってきます。腰痛症の場合、一条生活のちょっとした動作でも、腰に痛みが走ることが少なくありません。そのため、日頃よく行う動作を補助したり、腰痛を解消させるための道具選びが重要になってきます。今回は、腰痛対策として、どんなものを買うべきなのかということに焦点を当てて、考えていきたいと思います。

腰痛の場合、腰に痛みを与える機会というのはある程度限定されてきます。思い挙げられるのは、椅子などに座るときと、前傾姿勢を取るときと、夜に寝る時です。このうち、前傾姿勢をとることは、本人が避けようとすればある程度は避けられます。しかし、座ることと寝ることは避けられません。一日中立ったままでいることはほぼ不可能ですし、ましてや立ったまま寝たり、あるいは寝ないことなど軍人ではないのですから不可能です。そのため、これらの動作の際に、腰に負担をかけるのを減らすことを主目的としたグッズ選びが主軸になるわけです。

腰痛の人にとって、一番日常生活で辛いのが寝るときです。自分に合っていない寝具で寝た場合、肩と首と腰に全体重がかかることになります。そのため、腰痛や肩こりを患っている場合、寝具選びが最も重要な項目の一つになるのです。

寝具は、柔らかければいいというわけではありません。無論、硬い寝具よりは柔らかい寝具の方が衝撃や体重を吸収するのでいいのですが、あまりに柔らかいと、結局、体重を自身の体で支えなくてはならなくなり、腰にとっては良くないのです。そのため、低反発の素材や、少し固めの寝具のほうが結果的には寝心地がいいという場合が多いようです。また、通信販売を利用する人もいるようですが、寝具に限っては、実際に家具の店に出向き、自分で使い心地を体験して購入したほうが安心できます。

次に、前傾姿勢になった時に痛みを和らげる腰痛ベルトについてです。コルセットとも言われる腰痛ベルトですが、これは、痛みを引き起こしそうな姿勢になるのを防ぐという役割があります。しかし、コルセットは、常時使用すると、回復を阻害させる原因にもなり得るので、どうしても痛みが取れない場合にのみ利用するようにしましょう。コルセットをつけるよりも、日常生活で、腰に負担をかけない姿勢をマスターする方が先決です。

そして、もうひとつ重要なのが椅子選びです。椅子というよりは、座る時に使う道具全般をさしますが、寝ている時に最重要なのが寝具なのに対して、起きている時に最も気を使うのがこの椅子選びです。いちばん良くないのは、衝撃を吸収しない材質で出来ている背もたれのない小さな椅子です。これは、腰痛の症状を悪化させる要因しかないので、絶対に避けるべきタイプの椅子です。このタイプは安い家具店などにありますが、腰に極度の負荷をかけるので、腰痛でなくてもおすすめしません。理想的なのは、座るときに前傾姿勢にならないほどのある程度の高さが有り、肩の位置まで背もたれがついており、ある程度の大きさがある椅子です。値段は多少張りますが、座った時に椅子全体に体重が分散されていると感じることができる椅子が、最も腰痛にとって効果が高い椅子です。

これらの道具を揃えることができれば、腰痛であっても、普通の人と遜色のないレベルの日常生活が遅れると考えられます。腰痛を解消させる道具の要は、寝具と座椅子選びにあると考えるのがいいと筆者は考えています。

コルセットって何?急性腰痛に対して効果的な治療方法を解説します!

腰痛に悩まされている人の中には、コルセットの使用を考えた人もいるのではないかと思います。コルセットと言われても、知らない人にとっては全く何のことだかわからないでしょうから、ここで簡単に説明します。コルセットとは、主に、腰に巻くベルトのような固定器具のことです。たいていは腹巻のような形状をしており、腰に巻くことで腰椎を固定し、腰の痛みを軽減する役目を持っています。さて、これだけ聞くと、コルセットは非常にいいものに見えてくるかもしれません。しかし、どんなものにも必ず欠点があるように、このコルセットにも問題点があります。

コルセットの主な役目は腰の痛みの軽減です。例えば、腰痛の人が寝るとき、腰に体重がかかるため、痛みで眠れないということがあります。そんな時に活躍するのがコルセットです。コルセットを骨盤に合わせるように装着することで、仙腸関節という腰の大事な関節を支えて、加えて腰痛のために痛みで力が入らない腰の筋肉を補助してくれます。その結果、腰にかかる負担を軽減し、痛みを抑え、腰痛の患者が快適に寝ることができるようになります。

さて、ではそんなコルセットにどんな問題点があるのでしょうか。コルセットの一番の問題点、というより誤解されやすい点は、「装着することで症状が改善されることはない」という事実です。意外と多くの人が、コルセットをつけていれば、自然に腰痛が良くなると考えているのです。これはむしろ逆で、腰痛を回復させたいなら、できるだけコルセットを付けないようにしなければいけません。なぜ、腰痛の治療過程で利用されるコルセットそのものが腰痛の治療にとってよくないのでしょうか。

コルセットの鎮痛効果の正体は、正確には姿勢を矯正させるとともに血流を抑えることによって痛みがあらわれないようにする器具です。そのため、ずっとコルセットをつけたままでいると、その部分が押さえつけられたままになり、鬱血状態になり、回復しなくなります。そのため、コルセットをつけるのは、痛みでどうしようもないという場面だけにするべきなのです。

ですが、その認識さえきちんと持っているのであれば、コルセットは非常に便利な器具であることも間違いありません。重度の腰痛の場合、コルセットの着用は必須になるでしょうし、付けていたほうが、何かと動きやすい面も確かにあります。大切なのは、少しずつコルセットをつけない時間を増やしていき、腰への負担を与えない姿勢を無意識のうちに取れるようになることなのです。

ぎっくり腰の治療には鍼灸が最善!その理由とは?

ぎっくり腰と聞くと、腰痛の一種だと考える人もいるようですが、正確には腰痛の俗称で正式名称ではありません。ぎっくり腰の正式名称は、急性腰痛といい、れっきとした病気の一種です。また、ぎっくり腰を起こす人の年齢についても誤解している人が多いのも特徴です。ぎっくり腰は、若い人にも起こりえます。しかし、多くの人は大体40歳代ぐらいから気をつけるべき症状であると考えていることが多いのです。今回は、ぎっくり腰の種類と、それに合わせた最適な治療法について簡単に説明していきます。

ぎっくり腰には主に2つのパターンがあります。そして、その種類によって対応する治療法が変わってくるのです。

1つ目は腰部筋膜剥離というタイプです。このタイプのぎっくり腰は、長時間同じ姿勢をとり続けていた場合に起こりやすくなります。筋肉に疲労が蓄積し、筋萎縮を引き起こした状態になります。その状態が続くと、筋肉と筋膜が剥がれ始めます。そして、ある一定の限界を超えた状態の時に前傾姿勢をとり、腰に力を入れるとぎっくり腰として発症します。

2つ目のタイプは、腰椎変位と呼ばれるものです。これは、短時間に筋肉を、自身の限界以上に酷使したときに起こるものです。急激に激しい運動をすると、普段使わない筋肉には急激に疲労がたまり、筋拘縮を引き起こします。その過程で、腰椎がずれてしまい結果としてぎっくり腰になるのです。

ぎっくり腰の治療として定番なのは、安静にして患部を刺激しないようにする保存療法によって回復を試みることがあります。また、タイプ別に見ると、前者の場合、鍼灸をするのはお勧めできません。筋肉剥離は、鍼を打つことで回復することはなく、基本的な治療の流れとしては、触診によって問題箇所を見つけ、対象部位を冷却し、湿布などで処置をしたあと、筋肉テープなどで、筋肉繊維を元の状態に戻す行為を優先的にするのが理想です。このタイプの場合、間違っても、叩いたり、自分で勝手にマッサージのような行為をしてはいけません。筋繊維にダメージを与えるだけでなく、慢性化するリスクがあるからです。

そして、腰椎変異によるぎっくり腰の場合、こちらの方は鍼灸による治療が有効と考えられています。鍼灸以外にも、整形外科などに出向いて、歪んだ腰椎を正してもらうのもいいでしょう。

一般的にぎっくり腰になるケースは、後者の腰椎変異の場合が多いです。何かのふとしたきっかけでぎっくり腰になったといった場合、たいていは腰椎にズレが生じた結果、ぎっくり腰になったと考えるべきです。そのため、鍼灸による治療は、適していると言えます。また、筋肉剥離によるぎっくり腰だったとしても、マッサージを行うよりは鍼灸による治療の方がデメリットはありません。そのため、ぎっくり腰になった場合、鍼灸による治療は、広く受け入れられているのです。

腰の痛みの原因は本当に骨盤のゆがみにあるの?現代医療の限界とは

腰痛になった時に、痛みの原因は骨盤のゆがみにあるのではないかと考える人が多くいます。医療に携わるものであっても、骨盤のゆがみから腰痛の症状が出ていると考える人は少なくありません。確かに、骨盤のゆがみも腰痛の症状に関係しているでしょう。しかし、現代の医療では、腰痛と骨盤のゆがみにおける因果関係は、正確には解明できていないのが現状です。今回は、現代医療の腰痛に対しての骨盤のゆがみによるアプローチの限界について考えていきたいと思います。

さて、問題の定義だけ書くと、いかにも堅苦しそうなイメージがありますが、実際はそんなに難しいことではありません。単純化してしまえば、今の医学では、腰痛の原因が何かということは完全には特定することができないのではないかという話なのです。通常、腰痛を引き起こした際には、いくつかの原因が疑われます。それを簡単に紹介しておきます。

腰痛の原因として一番多いのは、日常生活における姿勢です。この姿勢の原因によって、腰にある椎骨という部分に圧力がかかり、脊椎の神経を圧迫して腰痛になるのです。このタイプは正確には腰が痛いのではなく、神経に負担を与えているのです。その神経がたまたま腰に近い部分にあるので腰痛だと思い込んでいるだけなのです。

また、これと同じように、病気ではない腰痛のパターンもいくつかあります。本題からそれるので簡略化して紹介しますが、デスクワークの仕事といった長時間同じ姿勢を要求される仕事、建築作業員や引越し業者など、腰に強い負荷がかかる作業を日常的にこなしている者、運動不足によって筋力が衰え、体重を背筋で支えられなくなり、その結果、腰への負担として現れ、腰痛の原因になっている場合などです。これらは、生活習慣が原因の慢性的な腰痛で骨盤のゆがみとは関係ありません。無論、こうした行為の結果、骨盤がゆがみ、本当の腰痛症や椎間板ヘルニアになることもありえますが、今回テーマにするのは少し違いますので、これらの例は割愛します。

本題ですが、腰痛になった場合、主な原因は背骨にある場合と、内蔵にある場合に分けられます。内蔵の場合は、病院の検査によって原因が特定できる場合が多く、さほど問題がないのですが、問題は背骨が原因で腰痛の症状を訴えてきた場合です。

筋肉や背骨に原因がある場合、その原因を特定することは非常に困難なのです。例えば、椎間板ヘルニアの場合、腰椎のどのあたりが原因かということは現代医療でも解明されています。しかし、単に腰が痛いというだけの症状の場合、それが骨盤のゆがみから来ている症状なのか、筋肉の異常から来ている症状なのか、神経を圧迫している結果なのか、はたまた、普段の生活において、腰に負担をかけた結果なのかといった複数の原因が同時に浮かび上がり、特定することができないのです。

そのため、医師たちは、どういった状況で痛みが現れるようになったかや、いつ痛くなるか、どの辺りが痛いかなどの問診から、原因を推測して、対処法を考えることしかできないケースが多いのです。骨盤のゆがみは原因の一つとして判断材料になりますが、それによって腰痛の症状があらわれたかどうか確認する術が、現代の医療では確立されていないのです。

日常生活に潜む腰痛の原因と自宅でできる簡単治療法を紹介します!

腰痛といっても、自宅の生活を変えるだけで、症状をかなり軽減することができるということを最初に知っておくことが重要です。それを踏まえたうえで、日常生活で腰痛を引き起こしやすい行動と、症状を緩和するための対処法と治療法について、寛解は説明していきます。

まず、日常生活を送る上で、どんなことが腰に負担をかける行動になっているのか知っておくべきです。代表的なのは、長時間座った姿勢のままでいることです。座る姿勢といっても、腰に負担にならない座り方と、負担になる座り方があります。例えば、前傾姿勢で自分の身長に比べて小さい椅子の長時間座るのは、腰にとって負担が強いです。よく利用する椅子であれば、背もたれがついており、座った時に足を自然な状態で90度に曲げた時、足のかかとが問題なく地面に届くぐらいの高さの椅子を使用するのが一番腰に負担がありません。また、座るときの姿勢は、背筋を伸ばし、体の力を抜いて、楽な状態であることが望ましいです。

次に家事についてです。家事の中で一番腰に負担がかかるのは、おそらく、掃除機をかけた時です。掃除機をかけるとき、私たちはたいてい前傾姿勢になり、掃除機を移動させるために全身に力を入れています。この時、一番負荷がかかっているのは腰の部分です。特に絨毯などを念入りに掃除機をかけようとすると、何度も掃除機をいったり来たりさせるので、腰痛の原因になりやすいと言われています。

その他の家事でも、例えば、重いものを持ち運んだり、果ては、ものを拾うために屈みこんだりする動作でも、力の入れ方を間違えれば、腰に確実な負荷となって積み重なっていきます。そうして、何かのきっかけで、それが爆発し、ぎっくり腰になったり、椎間板ヘルニアになったりするのです。

そうならないためには、腰の負担を軽減させるか、疲労を回復させることが必要になってきます。座る動作に対して一番効果的なことは、正しい姿勢で座る習慣をつけることと、定期的に立ち上がり、血液の循環を促すとともに、屈伸運動などの軽いストレッチなどを1時間あたり5分程度でいいので定期的に行うことです。掃除機をかけたり、家事の最中で気をつけることは、前傾姿勢の状態で、体に力を入れすぎないように意識することです。これだけでも、腰痛の症状はだいぶ違ってきます。

また、筋肉の疲労がたまっていると、無理な姿勢を維持することができなくなり、そのしわ寄せが一気に腰にきてしまいます。そのため、マッサージな定期的な運動やストレッチといった行為を習慣付けるのが一番合理的な予防策になることでしょう。

くしゃみで腰に激痛?椎間板ヘルニアの特徴的な症状と悪化を防ぐ方法

信じられない話かもしれませんが、くしゃみをしただけで、椎間板ヘルニアになるという話があります。くしゃみなど誰でもすることだし、そんな程度でヘルニアになっていたら、今頃は世界中ヘルニア患者だらけになっているじゃないかという意見もあります。しかし、実際には、たった一日のくしゃみでヘルニアを引き起こしたというケースが少なくないのです。なぜ、くしゃみ程度でヘルニアを引き起こすのでしょうか。その原因と、症状を悪化させない方法について考察していきます。

まず、ヘルニアという病気の概要と症状についてです。椎間板ヘルニアは腰にある椎体と椎体のあいだにある椎間板が何らかの原因で後方に寄りかかってしまい、上下の椎体のあいだからはみ出してしまうというものです。はみ出した椎間板が脊髄の神経を圧迫して、腹部のしびれや痛みを誘発するのです。椎間板は上からの重力に加えて、前傾姿勢をとることで、さらに痛みを発生させます。通常、この病気が起こる人は、前傾姿勢を撮る人に多かったり長時間座ったままの人に多かったりしますが、それ以外にも、腰に負担がかかるようなことを日常的にしている場合にも発生しやすくなります。

くしゃみをするという行為についてですが、これは、わかりやすく言えば、ゴルフで全力でスイングするのと同じぐらいの負担を腰に与えます。ゴルフをやったことのない人は実感がありませんが、例えるなら、手に持てるような棒を両手で持ち、ゴルフと同じような姿勢から、全力で振り回してみればわかります。相当な負担が腰にかかると思います。くしゃみをするという行為は、瞬間的に腰に強い負担をかけるのです。

椎間板ヘルニアは、一度なった場合、通常は手術による治療しかできません。民間の医療では、治療どころか、かえって症状を悪化させてしまうことがほとんどです。今では、どの民間医療でも椎間板ヘルニアの疑いがあれば、手術の施行をすすめられます。椎間板ヘルニアは、放置して悪化すれば、髄核ヘルニアという、さらに痛みが強い状態になる危険性があります。手術が嫌という理由で渋っていれば、取り返しがつかない状態になる可能性もあるのです。ヘルニアを甘く見てはいけません。

手術をするといっても、そのあとの症状を悪化させるか快方に向かわせるかは、本人の生活習慣にかかってきます。当たり前ですが、腰に負担がかかる行為は厳禁です。重いものを持ったり、腰をひねったりすると悪化しやすいと言われています。また、体に疲れを溜め込まないことです。疲れがたまれば、筋肉が硬くなり、少しの運動で、強い負担がかかるようになります。また、寝る姿勢にも気を使わなければいけません。うつぶせは絶対にダメです。理想的なのは、体の歪んでいる方向とは逆になるように横になり、歪みを矯正するように寝ることです。

こうした、日常生活の注意点を守りつつ、焦らずに改善を目指すのが、椎間板ヘルニアの治療法です。くしゃみをするのは防げないかもしれません。どうしてもくしゃみをしてしまいそうなら、できるだけ、力を入れずに姿勢を崩さないように小さくくしゃみをするように意識するのがいいでしょう。

悪いのは腰ではなく内臓!?朝に痛みが出る腰痛の正体とは?

腰痛で悩んでいる人の中に、特定の時間帯だけ痛みがあるという人がいます。その場合、原因は腰ではなく、別の部分にあると考えるほうがいいと判断されます。今回は、その中で、朝の時間帯だけ腰に痛みがある人に焦点を当てて考えていきます。

朝に痛みがあるといっても、正確には起きた時と言う方が正しいです。このタイプの人は、痛みの原因が腰ではなく内臓器官にあるということが多いです。寝ているときは、当然自分の体を意識して動かすことができません。その中で、体の歪みによって、内蔵の位置が本来と違う場所に追いやられて、血管を圧迫し、起きた時にその部分が痛みを発しているというわけです。特に、朝起き用として、腰というより背中に近い体の中から、ズキズキした痛みが強くあらわれるような場合、病院で検査を受けることを勧めます。内臓器官に負担がかかるといっても、昼間は起きて運動しているので痛みはあらわれにくいのが特徴です。朝にだけ強い痛みがあり、起き上がった際に、鋭い痛みが腹部に走る場合、内蔵に負担がかかっている可能性が非常に高いです。昼間になんということないからといって見過ごしてはいけません。

それに付随して、朝に腰が痛いからといって、体をほぐす意味合いで朝風呂に入る行為も気をつけなければいけないことがあります。これに気をつけるのは中高年以上の人です。私たちの体は、寝ているときは筋肉を休めているので筋肉は萎縮、収縮しています。起きた時もそれほど筋肉は働いていません。朝風呂に入ると、熱いお湯に包まれます。その過程で、全身の血液はよく流れるようになるのですが、熱いお湯に浸かる行為は、身体的に負担になる行為でもあります。

また、冷たいシャワーを浴びるのも、全身の筋肉に緊張を強いることになります。年齢が若ければ、筋肉も柔軟であることが多いのでさほど問題ないのですが、中高年は、急激な筋肉への刺激は避けたほうがいいとされています。特に内臓への負担も大きいので、腰痛を改善させるための行為のはずが、さらに内蔵の状態を悪化させる事態にもなりかねません。朝風呂は、ある程度起きてから時間が経ってからにすると、体への負担も少なく、全身の筋肉や血管に適度な刺激を与えることができます。起きてすぐに風呂に入るのはやめましょう。

内臓器官に異常がある腰痛の場合、一般的な対処法では意味をなさないことがほとんどです。通常、内蔵に問題がある場合は内蔵の位置がずれており、その結果として、体に負担がかかり、痛みの原因になっていることがほとんどです。改善するには、体の歪んでしまった部分を特定し、それを矯正し内蔵を本来の場所に戻すことが最優先となります。そのため、頼るべき医者は内科を中心として整形外科などにも相談するとよいでしょう。

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