ぎっくり腰の種類と適切な対処法

ぎっくり腰の治療には鍼灸が最善!その理由とは?

ぎっくり腰と聞くと、腰痛の一種だと考える人もいるようですが、正確には腰痛の俗称で正式名称ではありません。ぎっくり腰の正式名称は、急性腰痛といい、れっきとした病気の一種です。また、ぎっくり腰を起こす人の年齢についても誤解している人が多いのも特徴です。ぎっくり腰は、若い人にも起こりえます。しかし、多くの人は大体40歳代ぐらいから気をつけるべき症状であると考えていることが多いのです。今回は、ぎっくり腰の種類と、それに合わせた最適な治療法について簡単に説明していきます。

ぎっくり腰には主に2つのパターンがあります。そして、その種類によって対応する治療法が変わってくるのです。

1つ目は腰部筋膜剥離というタイプです。このタイプのぎっくり腰は、長時間同じ姿勢をとり続けていた場合に起こりやすくなります。筋肉に疲労が蓄積し、筋萎縮を引き起こした状態になります。その状態が続くと、筋肉と筋膜が剥がれ始めます。そして、ある一定の限界を超えた状態の時に前傾姿勢をとり、腰に力を入れるとぎっくり腰として発症します。

2つ目のタイプは、腰椎変位と呼ばれるものです。これは、短時間に筋肉を、自身の限界以上に酷使したときに起こるものです。急激に激しい運動をすると、普段使わない筋肉には急激に疲労がたまり、筋拘縮を引き起こします。その過程で、腰椎がずれてしまい結果としてぎっくり腰になるのです。

ぎっくり腰の治療として定番なのは、安静にして患部を刺激しないようにする保存療法によって回復を試みることがあります。また、タイプ別に見ると、前者の場合、鍼灸をするのはお勧めできません。筋肉剥離は、鍼を打つことで回復することはなく、基本的な治療の流れとしては、触診によって問題箇所を見つけ、対象部位を冷却し、湿布などで処置をしたあと、筋肉テープなどで、筋肉繊維を元の状態に戻す行為を優先的にするのが理想です。このタイプの場合、間違っても、叩いたり、自分で勝手にマッサージのような行為をしてはいけません。筋繊維にダメージを与えるだけでなく、慢性化するリスクがあるからです。

そして、腰椎変異によるぎっくり腰の場合、こちらの方は鍼灸による治療が有効と考えられています。鍼灸以外にも、整形外科などに出向いて、歪んだ腰椎を正してもらうのもいいでしょう。

一般的にぎっくり腰になるケースは、後者の腰椎変異の場合が多いです。何かのふとしたきっかけでぎっくり腰になったといった場合、たいていは腰椎にズレが生じた結果、ぎっくり腰になったと考えるべきです。そのため、鍼灸による治療は、適していると言えます。また、筋肉剥離によるぎっくり腰だったとしても、マッサージを行うよりは鍼灸による治療の方がデメリットはありません。そのため、ぎっくり腰になった場合、鍼灸による治療は、広く受け入れられているのです。

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