ヘルニアの概要と原因に加えて生活上の注意

くしゃみで腰に激痛?椎間板ヘルニアの特徴的な症状と悪化を防ぐ方法

信じられない話かもしれませんが、くしゃみをしただけで、椎間板ヘルニアになるという話があります。くしゃみなど誰でもすることだし、そんな程度でヘルニアになっていたら、今頃は世界中ヘルニア患者だらけになっているじゃないかという意見もあります。しかし、実際には、たった一日のくしゃみでヘルニアを引き起こしたというケースが少なくないのです。なぜ、くしゃみ程度でヘルニアを引き起こすのでしょうか。その原因と、症状を悪化させない方法について考察していきます。

まず、ヘルニアという病気の概要と症状についてです。椎間板ヘルニアは腰にある椎体と椎体のあいだにある椎間板が何らかの原因で後方に寄りかかってしまい、上下の椎体のあいだからはみ出してしまうというものです。はみ出した椎間板が脊髄の神経を圧迫して、腹部のしびれや痛みを誘発するのです。椎間板は上からの重力に加えて、前傾姿勢をとることで、さらに痛みを発生させます。通常、この病気が起こる人は、前傾姿勢を撮る人に多かったり長時間座ったままの人に多かったりしますが、それ以外にも、腰に負担がかかるようなことを日常的にしている場合にも発生しやすくなります。

くしゃみをするという行為についてですが、これは、わかりやすく言えば、ゴルフで全力でスイングするのと同じぐらいの負担を腰に与えます。ゴルフをやったことのない人は実感がありませんが、例えるなら、手に持てるような棒を両手で持ち、ゴルフと同じような姿勢から、全力で振り回してみればわかります。相当な負担が腰にかかると思います。くしゃみをするという行為は、瞬間的に腰に強い負担をかけるのです。

椎間板ヘルニアは、一度なった場合、通常は手術による治療しかできません。民間の医療では、治療どころか、かえって症状を悪化させてしまうことがほとんどです。今では、どの民間医療でも椎間板ヘルニアの疑いがあれば、手術の施行をすすめられます。椎間板ヘルニアは、放置して悪化すれば、髄核ヘルニアという、さらに痛みが強い状態になる危険性があります。手術が嫌という理由で渋っていれば、取り返しがつかない状態になる可能性もあるのです。ヘルニアを甘く見てはいけません。

手術をするといっても、そのあとの症状を悪化させるか快方に向かわせるかは、本人の生活習慣にかかってきます。当たり前ですが、腰に負担がかかる行為は厳禁です。重いものを持ったり、腰をひねったりすると悪化しやすいと言われています。また、体に疲れを溜め込まないことです。疲れがたまれば、筋肉が硬くなり、少しの運動で、強い負担がかかるようになります。また、寝る姿勢にも気を使わなければいけません。うつぶせは絶対にダメです。理想的なのは、体の歪んでいる方向とは逆になるように横になり、歪みを矯正するように寝ることです。

こうした、日常生活の注意点を守りつつ、焦らずに改善を目指すのが、椎間板ヘルニアの治療法です。くしゃみをするのは防げないかもしれません。どうしてもくしゃみをしてしまいそうなら、できるだけ、力を入れずに姿勢を崩さないように小さくくしゃみをするように意識するのがいいでしょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加