腰痛の神経ブロック注射について

腰痛の痛みを取り除く神経ブロック注射治療とは?

腰痛の痛みがあまりにひどくて、歩くこともままならないレベルだと、日常生活を送るだけでさえ支障が出てしまいます。口から飲む痛み止めは、あまり強いものだと、胃が荒れてしまいますし、座薬で痛みを抑えるのにも限界があります。「痛みのあまり意識がなくなった。」というほどの痛みに襲われる患者さんもいらっしゃいますから、「たかが腰痛」と簡単には片付けられません。

飲み薬や座薬で痛みが抑えられないほどの状況には、「神経ブロック注射治療」が行われることがあります。「神経ブロック」という名前にびっくりして、なんとなく物々しい治療では?と思われてしまいそうですが、これは、主にペインクリニックなど、痛みに対する治療を行っているところでは、そんなに珍しくなく行われている治療方法です。病気ではありませんが、出産の時に陣痛を感じないで赤ちゃんを分娩する「無痛分娩」に利用されていることもあります。このことでわかるとおり、非常に安全性の高い薬を用いて、副作用の心配のない方法で行われる痛み止めの注射治療です。

ブロック注射は、神経の流れを一時的に遮断することで痛みを感じなくして、痛みによって緊張した筋肉や血管を緩めてあげることで血行を改善し、自然治癒力を高めることを期待して行われています。「西洋医学(注射)と、東洋医学(自然治癒力)の融合」とも言われ、痛みを取り除きつつ、全身状態を改善するという目的で行われることが多いです。椎間板ヘルニアなどの患者さんに利用されることが多いようです。

注射を打つ場所によって、硬膜外ブロック、神経根ブロック、椎間関節ブロック、腹部交感神経ブロック、に分けられます。多くは座ったまま、針を刺すところを消毒して、それから、麻酔の注射をします。そのあと、神経ブロック用の注射を打ちます。駐車が終わってからは、経過観察のため、血圧を確認しながら1時間ほど横になって休憩をとります。注射が終わるまでは10分程度で、外来で受けられる治療です。

ペインクリニックでは保険適用の治療です。これでも痛みが取ればいほど重症の患者さんを除いて、痛みの症状が和らぐ効果は高く、腰以外にも首や頭を除いて、広く利用されています。

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