治療を受けようとすると会社が保険料値上げ

腰痛の治療を受けようとしたら会社が保険料の値上げ通告?これは何?

小さな会社に勤めていたAさんは、そこで運転手として働いていました。車の運転をする仕事であるため、どうしても車の運転を終えると体がギシギシとなるのが辛いと最近零していたのです。気がつけば首、肩、腰と、痛みが出始めていたのだそうです。
(⇒車のシートで腰痛になることもある

そんな痛みが続いていたある日のことです。長時間の運転を終えて会社に戻る途中、腰をぐきり。それから暫く様子を見ましたが、矢張り腰は痛めたまま、回復するはずもなく、仕方なく病院にいくことを決意しました。

ですがいざ病院にいき腰の治療を始めた時、何故か会社から連絡が入ったのです。最初の二回は既に先月の通院だったのですが、このまま今月も通院を続けようと考えていた矢先のこと。連絡の内容はこうでした。「このまま通院すると保険料を値上げさせていただきます」何故か保険料の値上げ徴収の連絡で、更には通院を邪魔するような宣告までもされたと言います。

実際にこういったことは、他にもあります。被害者側として交通事故などで通院をしているとこんなことはよくあることなのですが、加害者側の保険会社からこれ以上通院はもうしなくていいでしょう?と連絡が入るのです。ですがこの場合は止めるべきなのでしょうか?

運転手Aさんの話しの場合、会社は上場しておらず、会社保険は強制加入必要条件が揃っているきちんとした法人とのこと。ですから保険料が強制徴収なのですが、その値段が上がることそのものが有り得ない。更に言えば一年間に極端なほど多くの高額治療を受けてでもいない場合、そのような勧告は有り得ないのです。従ってAさんがこの腰痛で病院を訪れた以外病院で治療を受けていないと言う場合、この勧告そのものがおかしいのです。

ましてや治療をただ二回受けただけでこれ以上通院したら保険料増やしますなんてことはどの法律にもなく、会社の中でそのような決まりがあるとも考えにくいでしょう。ですからこのような治療を受けたくらいで保険料は増加しないことを覚えておきましょう。

会社は健康保険を利用することを制限する権限が本来なく、治療を受けない様に強制することも出来ません。ですからこれは違法となるため、結局Aさんは弁護士を立てて会社を訴えることにしたそうです。実は腰痛になった理由は、長時間の運転を会社から強いられていたからであり、その長い時間を運転しても、残業代も支払ったり支払われなかったりとマチマチであったという背景もあり、苦渋の決断だった模様。

昨今こうした会社側の経費を抑えるための圧力が増えてきていますが、萎縮するのは分かりますがきちんと調べて間違っている時は間違っていると訴える勇気も必要でしょう。Aさんのように病院にかかる権利は誰しもあるのですから。

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